ベリーヴィーナスが戦わずあっさり退いてしまうとはねぇ…

勝ったアリスヴェリテの前走がBコースで1分57秒8

12.4 - 11.2 - 10.9 - 11.0 - 11.3（56.8）
11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.4 - 12.8（61.0）

このラップを刻んで最後は止まってクビ差勝ち。それが今日のレースラップは

12.1 - 10.9 - 11.8 - 11.8 - 11.7（58.3）
11.4 - 11.4 - 11.6 - 12.0 - 12.5（58.9）

今日の勝ち時計が1分57秒2まで速くなることも、前半1000mで11秒台後半のラップが3F連続で出現することも全くの予想外。

道中ただ1頭だけ「11→ 9 → 7 → 4」と早目に追い掛けて苦しい競馬を強いられたエーデルブルーメは強い競馬をしたので最後は脚が上がってしまった感じも、永嶋騎手のペースコントロールは単騎だったとはいえお見事だった。

ケイリンだったら「追走義務違反」を問われても…というジョッキーはかなりいた。

そこに「私情は絡んでいなかった」ということは信じたい。

5Rから「良」に回復した馬場の中で行なわれた今日ここまでの芝レースは

4R 稍　2000m内　2分01秒2　3歳未勝利
5R 良　1600m内　1分36秒5　2歳新馬
7R 良　2400m外　2分26秒2　3歳上1勝クラス
8R 良　1400m外　1分21秒3　3歳上1勝クラス
9R 良　1600m外　1分33秒0　3歳上2勝クラス

後半1000mのレースラップが

4R　12.5 - 12.2 - 11.8 - 11.4 - 11.4（59.4）
5R　12.8 - 12.6 - 11.8 - 11.4 - 10.9（59.5）
7R　12.6 - 12.3 - 11.8 - 11.2 - 11.9（59.8）
8R　11.9 - 11.9 - 11.3 - 11.4 - 11.4（57.9）
9R　11.7 - 11.5 - 11.3 - 11.3 - 11.9（57.7）

全体時計は流石に昨日のような馬場の硬さや軽さはなくなりったのでクラス平均よりも遅めの時計だったが、8R頃からスタンド前の直線はかなり乾いて来た印象。

4R 内　3 → 3 → 9 番手　 8 → 2 →16番
5R 内　3 → 2 → 3 番手　10→ 3 → 2 番
7R 外　7 → 1 → 2 番手　 9 → 7 → 3 番
8R 外　3 → 2 → 6 番手　 6 → 3 → 2 番
9R 外　5 → 6 → 3 番手　 7 → 4 → 9 番

前日よりキレが削がれる馬場になったことで前で踏ん張れる状況で、故に馬場が荒れ気味でも距離損の少ないインサイドを突くことが出来れば、どこに位置していても…という感だったが、ここに来て急激に乾いてきたので昨日ような馬場になりかけている。

4R　2 → 6 →11人気
5R　2 → 1 → 4 人気
7R　2 → 5 → 7 人気
8R　2 → 1 → 5 人気
9R　1 → 2 → 3 人気

ここまで大きな波乱もなく、1分57秒9 ± 0.3 くらいの勝ち時計が目安になってきたので、上り3Fで33秒台の脚を使って複勝圏に複数回絡んだことのある

エーデルブルーメ

セントカメリア
タガノパッション
ジューンオレンジ

この辺りから何とか2頭くらいは馬券絡みを果たしてもらいたいところ。

競馬当日の朝はこんな発表をせざるを得ない「微妙な感じなんです」というニュアンスを汲み取れと

内回りと外回りとでは真逆の傾向となったDコース初日の芝レース。各レースでの勝ち時計は

04R　1400m内　1分20秒0　3歳未勝利
07R　1800m外　1分44秒4　3歳上1勝クラス
09R　2000m内　1分58秒4　3歳上2勝クラス
10R　2200m外　2分10秒8　3歳上3勝クラス
11R　1600m外　1分31秒5　3歳上オープン

案の定速くなり、後半1000mのラップも

04R　11.4 - 11.5 - 11.4 - 11.5 - 11.4（57.2）
07R　11.9 - 11.7 - 11.4 - 10.9 - 11.4（57.3）
09R　12.3 - 11.6 - 11.3 - 11.4 - 11.4（58.0）
10R　12.1 - 12.0 - 11.6 - 11.1 - 11.6（58.4）
11R　12.0 - 11.4 - 11.4 - 10.9 - 11.2（56.9）

クラス水準より全般的に速いラップ構成。ただ、内回りと外回りの傾向は

04R 内　 7 → 6 → 8 番手　 1 →14→13番
07R 外　 2 → 1 → 2 番手　 3 → 8 → 6 番
09R 内　12→ 5 → 3 番手　10→ 6 → 3 番
10R 外　 1 → 8 → 3 番手　13→ 4 → 9 番
11R 外　 1 → 4 → 2 番手　 2 →14→15番

外回りは前付けで上記のようなラップを刻んでも止まらないので後方待機組は不発。内回りはナチュラルに馬群の外へ回したところが最も馬場状態がいいラインとなるので圧倒的差し決着。

かなり偏向となったので、馬券の買い手もそれに合わせて買いやすかったのか

04R　1 → 4 → 5 人気
07R　2 → 1 → 3 人気
09R　4 → 1 → 2 人気
10R　2 → 1 → 4 人気
11R　4 → 3 →10人気

馬券は比較的堅調。このあとの天気予報通りならば >>1161 や >>1162 の形は崩れない感じ。福永調教師の初重賞制覇はかなり近くなったと思うけれども、他の2頭をどう拾うかは難しい…

土-9R（2000m内）

土-4R（1400m内）

Dコースになったことで「正面直線以外の傷みはカバー」されたので「状態は概ね良好」というオフィシャルコメント通りの雰囲気で行なわれる週末の芝レースは


土曜日
04R　1400m内　18頭　3歳未勝利
07R　1800m外　 8 頭　3歳上1勝クラス
09R　2000m内　13頭　3歳上2勝クラス
10R　2200m外　15頭　3歳上3勝クラス
11R　1600m外　16頭　3歳上オープン

日曜日
04R　2000m内　16頭　3歳未勝利
05R　1600m内　10頭　2歳新馬
07R　2400m外　11頭　3歳上1勝クラス
08R　1400m外　15頭　3歳上1勝クラス
09R　1600m外　 9 頭　3歳上2勝クラス
11R　2000m内　16頭　マーメイドS


金曜日時点では中間の好天により含水率は低く、クッション値も「10.3」と硬め。おそらく土曜日の競馬はかなり高速化しそうだし、特に内回りの4角出口までは内柵沿いに相当な利がありそう。

日曜日の早朝は湿度も90%台と高い予報も出ているので、これだけレースをこなした後に行なわれるのであれば、一気に外回しの方がベターな馬場に変化しても不思議なし。

日曜日の馬場でお得感があるのは「前か後ろか」「内か外か」を見極めるのは骨が折れそうだ。

１　ベリーヴィーナス　
２　ジューンオレンジ　
３　ピンハイ　
４　ミッキーゴージャス　
５　ラヴェル
６　ホールネス
７　マリネロ
８　セントカメリア
９　コスタボニータ
10　ゴールドエクリプス
11　インザオベーション
12　タガノパッション
13　アリスヴェリテ
14　エリカヴィータ
15　エーデルブルーメ
16　ファユエン

昨年4月に新装オープンした以降でDコースを使用したのは、今年の2回京都の最終週（2月17日・18日）だけ。

この2日間で組まれていた芝レース8競走（土曜に4鞍・日曜に4鞍）は全て外回りコースを使用していた。

内回りコースのレイアウトは改修前と変わりはないものの、かなり未知数要素が多い。内回り1周の距離は

　Aコース　1782.8m
　Dコース　1839.9m

その差は57.1m。スタートゲートがかなり1角寄りに設置されるのでコーナーまで近くなる。

過去にこの競走が京都内回りの2000mで施行されたことがあるのは06年の1度だけ。この時は今年と違って開幕初週の馬場。

圧倒的前残りの要素が強かった中で、結果的に連対したのは >>1157 らの後方待機組。

今年の馬場はそれなりに使い込んでいる中での競馬になるので、力不足の馬達による先行激化となれば直線を待たずしてバッタリ、内回りといえど強烈な差し展開になるかも…

この辺りは当日の馬場と枠並び次第かな。